NFL王者を決めるスーパーボウルは、全テレビ番組を対象にした総合視聴率ランキングで常にトップ争いをするキラーコンテンツである。
当然、その中継で流れるCMも価値が高い。たとえば、一般的な30秒CMの値段は560万ドル(約6億円)とも言われている。
そんなスーパーボウルのCMに関して興味深いニュースが飛び込んできた。
トランプ大統領が、2020年のスーパーボウルで自身の選挙CMを流すことを検討しているというのである。これが実現すれば、アメリカ大統領としては前代未聞である。
トランプ大統領は、今年のワールドシリーズでも選挙CMを流しており、この時は25万ドル(2700万円)を支払ったと伝えられている。
スーパーボウルが中継される2020年2月2日は、アイオワ州で行われる討論会の前日。大統領選を戦う上で重要となるこの討論会を前に、国民のイメージを向上させることが狙いだと考えられる。
一方で、国民的スポーツイベントの最中に選挙広告が流れることに関して批判的な意見を持つファンは少なくない。実際に選挙CMが流れた場合、どのような反応が起こるのか、注目である。
なお、トランプ大統領陣営は、スーパーボウル中継を担当するFox Sportsとすでに交渉を始めているが、まだ最終的な合意には至っていないという。
参考文献:
https://sports.yahoo.com/president-trump-super-bowl-liv-campaign-ad-034742991.html