北米スポーツ産業の動向 – PwCの調査

毎年恒例となっているPwC社による北米スポーツ業界の調査結果が発表された。以下にその主な結果をまとめる(なお、この調査は北米のプロスポーツ業界にフォーカスしている)。

1. スポーツ業界の規模
北米スポーツ産業の規模は、2018年に710億ドル(約7.7兆円)に達した。これは過去最大の数字である。北米スポーツ産業は14年連続で拡大しており、2022年には800億ドルに達する見込みである。

2. 収入源の変化
プロスポーツチームの収入源は、4つに大別される。(1) チケット収入、(2) 放映権収入、(3) スポンサー収入、そして(4) グッズ収入である。

2016年まではチケット収入が最も大きな収入源であったが、2017年に初めて放映権収入がチケット収入を上回った。2018年もその傾向は続いており、むしろその差は拡大している。この背景には、テレビ放映権料の高騰とネット中継の台頭がある。

また、スポンサー収入がチケット収入に近づいている。前年比の増加率を見ると、チケット収入の0.9%増に対し、スポンサー収入は3.1%増を記録。

スポーツギャンブルを初め、新たなスポンサーシップカテゴリーが生まれていることが関係している。

また、2017年から始まったNBAのユニフォームスポンサーもスポンサー収入拡大に貢献している。現在、MLBも同様のユニフォームスポンサーの導入を検討しており、これが実現すれば、スポンサー収入がさらに大きく押し上げられる可能性がある。

詳しい金額やパーセンテージなどを知りたい方は、是非レポートをご覧ください(https://www.pwc.com/us/en/industries/tmt/assets/pwc-sports-outlook-2019.pdf)。

参考文献:
https://www.pwc.com/us/en/industries/tmt/library/sports-outlook-north-america.html
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/07/15/Leagues-and-Governing-Bodies/MLB-patches.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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