現在アメリカでは、LAVAを導入するプロスポーツチームが増加している。NFLではデンバー・ブロンコスなど、NBAではサクラメント・キングスなど、MLSではLAギャラクシーなどがLAVAを活用している。
LAVAは、スタジアム中のコンセッション情報をリアルタイムで収集・分析するソフトウェアである。
たとえば、繁盛しているコンセッションと閑散としているコンセッションを特定することでスタッフの再配置に役立てたり、不足しつつある商品を見つけることで売り切れる前に補充したり、といったことを可能にする。
LAVAが提供するデータは、試合中のプロモーションにも生かすことができる。
たとえば、試合終盤に差し掛かった段階で、多くのホットドッグが売れ残っていることがわかれば、「1個買ったら1個無料」のような割引ができる。このようなシンプルなプロモーションならば、LAVAのデータを見てから数分で実行可能だという。
ロサンゼルスFCは、最近LAVAを導入したチームの一つである。
同チームのクリスチャン・ラウ氏は「LAVAを活用することで、携帯電話からデータを獲得し、それを運営上の変更に生かすことができます。これは大きいです。より迅速な対応ができています」と言う。
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/11/11/Technology/LAVA.aspx