今週12日、ディズニーは、独自のストリーミングサービス「ディズニープラス」を開始する。
会費は月7ドルで、過去のディズニー映画、ピクサー映画、スターウォーズ、マーベル映画、その他さまざまなコンテンツが見放題になる。
すでに多くの話題を呼んでおり、サービス開始から1日も経たないうちに会員登録者数が200万人に届くとも言われている。
ディズニーのストリーミングサービスと言えば、ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネルESPNも、昨年4月に「ESPN プラス」というストリーミングサービスを始めている。
今回のディズニープラス立ち上げには、このESPNプラス、さらに言えばESPNプラス創設のために買収したバムテックの経験が生かされていると考えられる。
一方で、ディズニーの財務担当者によれば、ESPNプラスは2019年と2020年にそれぞれ6億5000万ドル(約710億円)ほどの赤字を出す見通しだという。2023年までには黒字に転じると同社は説明しているが、そのためには更なる会員獲得が急務となる。
たとえば、ESPNプラスでは、MLB、NHL、UFCなどの試合が見れるが、NBAとNFLの試合中継は一切見ることができない。今後この2リーグの放映権の獲得に動く可能性はある。
また、ディズニープラスが軌道に乗れば、ディズニープラスとESPNプラスを抱き合わせたプランをつくるような、何かしらのコラボレーションもあるかもしれない。
参考文献:
https://www.cnbc.com/2019/11/07/espn-caught-in-strategic-limbo-in-disney-move-to-streaming.html
https://www.cnbc.com/2019/10/27/how-att-disney-and-comcast-are-handling-the-move-to-streaming.html
https://www.reuters.com/article/us-walt-disney-espn/disney-sees-espn-reaching-up-to-12-million-subscribers-by-2024-idUSKCN1RO071#:~:targetText=Disney%20sees%20ESPN%2B%20reaching%20up%20to%2012%20million%20subscribers%20by%202024%20%2D%20Reuters