NFL選手会は、先週月曜日、全国カレッジプレーヤー協会(NCPA)とパートナーシップ契約を結んだ。
この契約に基づき、今後、選手の名前や肖像権の価値をどのように最大化するべきか、共同で検討していくという。
また、プレスリリースでは「すべての学生アスリートが参加できるグループ・ライセンシングの仕組みも提供する」という方針も明らかにされた。
グループ・ライセンシングとは、複数の選手の肖像権をまとめて扱うことで、プロ野球チップスのような様々な選手の肖像権を使用する際によく用いられる。
アメリカのカレッジスポーツでは、アメリカンフットボールと男子バスケットボールの人気が突出しており、そこで活躍する選手は有名人のような扱いを受けるが、その他のスポーツでは、全米一位の選手も全く知られていない、ということがざらにある。
したがって、NCAAが学生アスリートのエンドースメント契約を解禁したとしても、一部の選手だけが大きな契約を勝ち取り、その他の選手は今までと全く変わらない、ということが起きかねない。
今回の契約で発表された「グループ・ライセンシング」が実現し、それがあらゆるスポーツを網羅するものであれば、学生アスリート間の収入格差を多少は抑えることができるかもしれない。
参考文献:
https://www.nflpa.com/news/ncpa-nflpa-marketing-licensing-college-athletes
https://www.cbssports.com/college-football/news/nflpa-partners-with-college-players-group-in-pursuit-of-name-image-likeness-rights-from-ncaa/
https://www.nflpa.com/players/resources