先週火曜日、スペイン女子サッカーリーグの選手たちがストライキを行うことを発表した。200人近い選手が投票し、90%以上がこの決定を支持した。
選手たちはクラブ側との交渉のために、昨年から20回近くのミーティングを重ねてきたが、労働時間、最低賃金、産休などに関して合意ができず、今回の決定に至った。
「女子サッカー」と「労働条件」と言えば、今年のスポーツ界におけるキーワードの一つだ。
3月にはアメリカ代表選手が労働条件の男女差を理由に、サッカー連盟を訴えている。
7月に開催されたワールドカップの際も、労働条件における男女差に関して多くの選手がコメントし、それが大きな議論を呼んだ。
今回の決定に関してアイノア・ティラプー選手は「これは単なるお金の問題ではありません。これは権利の問題です」と話す。「どこかで合意に至ることを望んでいましたが、やはり私たちはもっと劇的な変化が必要なのです。そして女子サッカーがそれをやるには今がベストなタイミングです。これは私たちだけの問題ではなく、未来の選手のためでもあるのです」。
先述したように、現在、世界的に、女子サッカー選手の労働条件改善の機運が高まっている。加えて、スペインではここ数年、女子サッカー人気が急上昇している。
ティラプ―選手が「今がベストのタイミング」と言うのは、こういった要素が背景にある。
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