ブレーブス、「トマホーク・チョップ」を自主規制

アトランタ・ブレーブスのチーム名は、アメリカ先住民の戦士「ブラボス」に由来している。そして、チームロゴにあしらわれた斧は、戦いや力強さの象徴である。

これらに関連して、ブレーブスファンは、チームを応援する際に、斧を振り下ろす仕草を繰り返す。

この応援は「トマホーク・チョップ」と呼ばれる。「トマホーク」は斧の名前、「チョップ」は「ぶった切る」を意味する。

トマホーク・チョップは、ブレーブスの他にもフロリダ州立大学やカンザスシティ・チーフスなどのファンも行う、アメリカ国内で広く知られる文化だが、これがちょっとした論争を引き起こした。

先住民チェロキー族の血を引くライアン・ヘルスリー投手(セントルイス・カージナルス)が、「トマホーク・チョップは、先住民に対する偏見を助長する」と批判したのだ。

これを受け、ブレーブスは、トマホーク・チョップに使用されるグッズの提供を中止。また、トマホーク・チョップをする際に流れる音楽を流さないことも発表した。

アメリカには、先住民をマスコットにしたチームが複数存在するが、昨今、そういったチームが「先住民は粗暴で好戦的という偏見を助長している」と批判を集めている。

たとえば、ワシントン・レッドスキンズは、ここ数年チーム名の変更が絶えず議論されている。

今回ブレーブスは、素早い対応で事態を収束させたが、これを機に、様々なところでトマホーク・チョップに対する批判の声が上がることも考えられる。

参考文献:
https://www.nytimes.com/2019/10/09/sports/baseball/atlanta-braves-tomahawk-chop-helsley.html

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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