開幕戦を2週間後に控えるNBAが大きな論争の渦中にいる。
事の発端は今月4日。ヒューストン・ロケッツのGM、Daryl Morey氏が「Fight for Freedom. Stand with Hong Kong.(自由のための戦い。香港とともに)」というメッセージをツイッターに投稿した(現在は削除されている)。
これに対してすぐさま中国政府が不快感を示した。ヒューストンの中国領事館は声明文を発表し「強い失望」を伝えた。
これに中国企業も同調。多くのスポンサー企業や放送局が、ロケッツとの関係を切る方針を示した。
NBAのデジタルパートナーであるテンセントはロケッツとの取引を一時凍結。中国のテレビ局CCTVは、予定されていたロケッツのプレシーズンゲームの放送を一切中止した。
ニューヨーク・タイムズの報道によれば、今回の騒動によって、ロケッツには250万ドルの損失が出る見込みだという。
しかしこの論争の影響は、ロケッツのビジネスに留まらなかった。
つづく。