銃乱射事件、eスポーツ業界への影響

アメリカでは、今月に入ってから、エルパソ(テキサス州)やデイトン(オハイオ州)といった土地で銃乱射事件が相次いでいる。

今月5日に開かれた会見で、トランプ大統領は、銃を使うテレビゲームが人々の暴力行為を助長している可能性について言及した。

その翌日、ESPNは予定されていたeスポーツ大会の放送を自粛した。その理由として、ESPNは、エルパソとデイトンで起こった銃乱射事件をあげた。

また、Walmartは銃を使ったテレビゲームを販売する店舗に出していた広告をすべて撤去した。

これらの一連の出来事は、銃乱射事件がeスポーツ業界に与える影響の大きさを物語っている。

eスポーツで使われるゲームには、銃などの武器で対戦相手を殺すものが多い。

「暴力描写の多いゲームをプレーすることが実社会における暴力に直結する」という可能性については、多くの研究者によってすでに否定されている。

それでも、その可能性を信じる消費者や企業は多く、銃乱射事件が起こるたびにeスポーツから距離を取る動きが現れる。

eスポーツに詳しいコンサルタントのRod Breslau氏は、「ESPNがあれほど素早く放送延期を決断したのを見ると、銃乱射はeスポーツ業界に影響を及ぼすと言わざるを得ません」と言う。

では、eスポーツ業界はこの現状をどのように変えればいいのか。

Complexity GamingのJason Lake氏は、eスポーツ関係者はもっと声を上げるべきだと指摘する。Lake氏は「関係者のなかには、その話題に触れないようにする人もいますが、私はゲーム業界として取り組む問題だと思います」と語る。

参考文献:
https://www.nbcnews.com/politics/donald-trump/fact-check-trump-suggests-video-games-blame-mass-shootings-n1039411
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/08/19/Esports/Esports-violence.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中