アメリカンフットボールの名門、フロリダ州立大学(フロリダステイト・セミノールズ)は、2019年シーズンから本拠地のDoak Campbell Stadiumでアルコール飲料(ビールとワイン)を販売することを発表した。
セミノールズは同スタジアムの内外計5か所でアルコール飲料を販売するが、スタジアム内の観客は指定された場所での消費が義務付けられる。購入したビールを自分の座席で飲むことはできない。
カレッジスポーツは、アルコール飲料の販売に長らく慎重であった。これは、学生の飲酒や酔った観客が大学構内でトラブルを起こす可能性などを懸念してのことであった。
ところが、カレッジスポーツにおけるアルコール飲料の需要は高く、収益拡大のためにその販売をはじめる大学が増えている。
また「アルコール飲料は試合の観戦価値を向上させる」と期待するチームも多く、観客動員に苦戦する大学がその打開策としてアルコール飲料の販売を開始するケースも多い。
たとえば、過去2年間で観客数が14%以上減少したアーカンソー大学(アーカンソー・レイザーバックス)は、今年からビールとワインを販売する。
レイザーバックスのHunter Yurachek氏は「『アルコールが飲めるから見に行こう』という人がどれほどいるのかはわかりませんが、その可能性があるのならそれをみすみす逃すわけにはいきません」と言う。
参考文献:
https://seminoles.com/fsu-will-offer-beer-wine-sales-at-five-locations-for-football-games/
https://www.wsj.com/articles/college-football-turns-to-an-unlikely-savior-beer-beer-and-more-beer-11565956854
https://www.tallahassee.com/story/sports/college/fsu/football/2019/08/14/fsu-football-sell-beer-wine-select-locations-during-games/2009370001/
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