サブスクリプション・チケット①MLBのBallpark Pass

ここ数年、北米スポーツ業界に浸透しているのが、サブスクリプション・チケットである。

顧客は、毎月(もしくは毎年)決まった金額を支払い、好きな時に好きなだけ試合を観戦することができる。

プロリーグでは、MLBがいち早く「Ballpark Pass」というサブスクリプション・チケットを販売し始めた。

2018年、Ballpark Passが使用された回数はリーグ全体で100万回を超えた。
2019年シーズンは、ここまですでに76万5000回使用されており、これは前年同時期と比較して36%増だ。

Ballpark Passの魅力は「前もって計画していなくても、行きたいと思ったときに行ける」という柔軟性だ。
しかし、これはチーム側からすれば、「事前に知らされずいきなり来られる」ということを意味する。

したがって、多くの場合、Ballpark Passは席の代わりに立ち見スペースが用意され、ファンはそこでビール片手に観戦することになる(試合直前に席が用意されるケースもある)。

Ballpark Passは、若い世代に特に人気である。その要因として指摘されるのは、大きく2点。

一点は、若い世代はNetflixのような定額エンターテインメントに慣れているということ。

もう一点は、若い世代が野球観戦に行くとき、試合そのものよりも球場での雰囲気や体験を重視する傾向が強いこと。したがって、外野の立見スペースであってもワイワイ楽しめる人が多いのである。

MLBのNoah Garden氏は「サブスクリプション・チケットは、若い世代のスポーツ消費の形に合っており、彼ら・彼女らを引きつけるのに有効です」と言う。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/06/17/In-Depth/Tickets.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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