6月14日にプレーオフが終了し、オフシーズンに突入したNBA。しかし、人々の注目がNBAから離れることはない。
6月20日にはドラフトが開催され、その10日後にはフリーエージェントが解禁され、7月5日にサマーリーグが開幕した。
この途切れることなく配置されたイベントが、人々のNBAに対する興味を持続させているのである。
たとえば、フリーエージェントが解禁された6月30日、ツイッター上ではNBAに関するつぶやきが380万以上投稿されたという。これは年間で三番目に多い数字だ(一位と二位はNBA Finalsの第5戦と第6戦)。
7月5日から15日は、NBAの全30チームに加え、中国代表とクロアチア代表が参加するサマーリーグ期間。
プレーするのは主に入団したばかりのルーキーと若手選手たち。そのほとんどは、レギュラーシーズンではプレーする機会が与えられない。
それでも、大学バスケットボールの人気が高いアメリカでは、「大学リーグで活躍した選手がプロで通用するのか」といった興味を持つファンが多い。
ちなみにこのサマーリーグ、以前はオーランドやサクラメントなどアメリカの複数都市で同時に開催されていたが、昨年からは全30チームがラスベガスに集まることになった。これも同イベントの注目度を上げた要因だ。
昨年は、サマーリーグ史上最多の13万9972人の観客動員を記録。テレビ観戦も好調で、ESPNとNBA TVで放送された試合中継は、計3000万時間観戦された。
NBAの経営幹部は、これらの数字が今年さらに上昇すると見込んでいる。
ESPNのDoug White氏は2003年からサマーリーグの放送に携わっている。同氏は「NBAは名実ともに『一年間休みなし』のスポーツになりました」と言う。「2003年当初はドラフト終了とともに人々の興味はNBAから離れましたが、今ではフリーエージェントとサマーリーグが人々の興味を離さないのです」。
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