ウィンブルドンのビジネス戦略②スポンサーシップ

今回のウィンブルドンでもう一つ大きく変わったのがスポンサーシップである。

Rolex(1978年契約)やIBM(1990年契約)といった既存スポンサーに、OppoやAmerican Expressといった新規スポンサーが加わり、全体で15社のオフィシャルパートナーを持つことになった。

Oppoは中国のスマートフォンメーカーで、ウィンブルドン初のアジア系スポンサー企業となった。

なお、Oppoはすでに全仏オープン、FCバルセロナ、そしてクリケットワールドカップなどのスポーツイベント・組織とスポンサー契約を結んでいる。

この契約に関して、前出のMick Desmond氏は「Oppoは中国やインドで絶大な人気を誇り、ヨーロッパでもビジネスを拡大しています。我々にとって特に魅力的だったのは、Oppoの顧客ベースの大きさ、そして顧客の多くが若年層であることです。ウィンブルドンというブランドを中国および東南アジアで確立するためには重要なことです」と語る。

もう一つの新規スポンサー、American Expressは、ウィンブルドンを二度制覇したAndy Murrayと大会前にアンバサダー契約を結び、スポンサー価値の最大化を図った。

同社は大会期間中、「Fan Experience」というスポンサーブースを設置し「Champion’s Rally」というバーチャルリアリティーゲームを提供する。

このゲームでは、ウィンブルドンで最も由緒ある「センターコート」上でAndy Murrayとテニスをプレーする(かのような)経験が楽しめる。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/06/24/Events-and-Attractions/Wimbledon.aspx
https://about.americanexpress.com/press-release/events/american-express-teams-andy-murray-back-tennis-fans-wimbledon

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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