医療テント:新たなスポンサーシップ

2015年、アラバマ大学のアメリカンフットボールチームは、ケガをした選手の処置をするための医療テントを導入した。

それまでケガの処置はロッカールームで行っていたが、このテントによってより迅速に選手を診られるようになった。

それ以来、この医療テントはほとんどの大学が導入し、NFLや高校のチームでも見かけられるようになった。

この医療テント、昨年までは医療目的の使用に限られていたが、今年からスポンサーシップのアセットとなる。

大手保険会社のAflacは、カレッジスポーツの人気カンファレンスであるSoutheastern Conference (SEC)と契約を結び、この医療テントに同社のロゴやマスコットであるアヒルの画像を施す権利を手に入れた。

テントを用いた広告だけでなく、AflacはSECが持つテレビ局SEC Networkの番組「SEC Nation」でも広告を流す。さらに、試合会場でのスポンサーシップ・アクティベーションも実施予定だ。

これらすべての権利を含めたスポンサーシップの契約金は、年1000万ドル前後になると専門家は見ている。

医療テントは、ベンチのすぐ後ろにありサイズも大きいため、多くの人の注目を惹くことができる。

また、ケガをした選手を治療する医療テントのイメージは、Aflacが提供するケガで仕事ができない人を対象にした保険のイメージとよくフィットする。

ブランド認知とブランドイメージ向上を狙ったスポンサーシップなのである。

今後同様のスポンサーシップ契約が他のカンファレンス、あるいはNFLでも結ばれるか注目である。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/06/10/Marketing-and-Sponsorship/AFLAC.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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