イリノイ州、スポーツ賭博を合法化

2019年6月、イリノイ州でスポーツ賭博が合法化された(スポーツ賭博に関するこれまでの動向は過去の投稿参照)。

同州の最大都市シカゴには、四大スポーツリーグすべてのチームが本拠地を置くため、多くの人々が同州でスポーツ賭博を楽しむことが予想される。

今回成立した新法の主な内容は以下の通り。
・許可されたのは、オンライン、カジノ、レース場、そしてリグレー・フィールドのようなプロスポーツチームのスタジアム・アリーナにおける賭博。
・プロスポーツのスタジアム・アリーナ(の運営者)は、スポーツ賭博のライセンスを申請でき、施設内および施設外5ブロック圏内で賭博運営が可能。
・スポーツ賭博業者は、ライセンス取得のために料金1000万ドルを支払わなければならない。
・試合開始後の賭博には(オッズを決定するために)、リーグから購入した公式データの使用が義務付けられる。
・学生スポーツは賭博対象外。

ここからいくつか重要な内容をピックアップする。

まず、スタジアム・アリーナ内での賭博が許可されたため、イリノイ州のプロチームは、本拠地施設内で賭博ができるような環境を整えるだろう。これは各チームに新たな収益源と観戦経験向上の機会を与えることになる。

次に、リーグから公式データを購入することを義務付けることは珍しく、イリノイ州が2例目となった(もう一つはテネシー州)。

公式データの購入義務化は、賭博ビジネスの自由度を制限する一方、スポーツリーグにとっては大きな収益源を確保できることを意味する。

この点に関して、大手スポーツ賭博業者MGM ResortsのScott Butera氏は「我々にとって『いい法律』とは、自由競争を確保していて、賭博運営の料金や税金が納得のいく金額であるものです。イリノイ州の法律は、カジノのような伝統的な賭博業者にとって明らかに有利につくられていると言わざるを得ません。また、賭博運営に必要な料金もとても高額です」と話す。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/06/10/Gambling/Illinois.aspx
https://www.espn.com/chalk/story/_/id/26880600/illinois-legislature-passes-sports-betting-bill

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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