Q. スポーツ組織のソーシャルメディア担当者に向いている性格や必要な能力はありますか?
A. まずは、ソーシャルメディア担当者は労働時間が長く不規則なので、それに耐えられなくてはいけないですね。実際、ソーシャルメディア担当者は他の役職と比べ、バーンアウトしてしまう人の割合が高いと言われています。ワークライフバランスを重視する人は向いていないかもしれません。
能力に関して言えば、画像・映像編集能力は必須です。ビジュアル(視覚的情報)は、ソーシャルメディアの肝です。フォトショップのような画像編集ソフトウェアを使いこなせないと、ソーシャルメディア担当として活躍するのは難しいでしょう。
また、著作権関連の法的知識も必要です。ヒューストン・ロケッツは最近、動画に使用した音楽の著作権侵害を理由にTwitterのアカウントを凍結させられてしまいました。こういった事態を避けるために、基本的な法的知識は身につけておく必要があるでしょう。
複数の作業を同時にこなせる、マルチタスク能力も重要です。先述したように、Facebook、Twitter、Instagramなどそれぞれのプラットフォームには特徴があり、それに合ったコンテンツを同時進行で制作・提供しなくてはなりません。
最後に、創造性。今ではすべてのスポーツ組織がソーシャルメディアを使っています。ただ情報を提供するだけでは人々の注目は惹けません。
たとえば、クレムゾン大学フットボールチームは、マネキンに扮した選手が人々を驚かせるというイタズラ動画を作成し、大きな反響を呼びました。
このような突拍子もないようなことを企画する能力も必要です。