Q. プロスポーツ、カレッジスポーツ、そしてユーススポーツの間でソーシャルメディアの使い方の違いはありますか?
A. プロスポーツと多くのカレッジスポーツの場合、ソーシャルメディアはマーケティング的な機能を果たしています。
いかに多くの人の興味を引き、試合に来てもらうか、そしてスポンサーシップの販売に役立てるか。そういったことを念頭において、ソーシャルメディアを使っています。
それと言うのも、今日、消費者たちに最も効率よくアプローチできるのがソーシャルメディアだからです。
ソーシャルメディアを用いて、ファンと心理的・感情的なつながりを強化・維持することが、様々な消費行動を引き起こす種となります。
ユーススポーツの場合、そういった目的を持つ場合もありますが、一般的にはもう少し情報提供の場として利用しています。たとえば、多くの高校スポーツチームは「次の試合は、○○グラウンドで××時に試合開始です」といった情報を投稿しています。あまりマーケティング的な要素はありません。
とはいえ、ユーススポーツの場合は、様々な組織がありますので、皆がそのような使い方をしているとは言えません。たとえばPerfect Gameという巨大な高校野球組織は、マーケティングのツールとしてソーシャルメディアを使っている印象です。
Q. アマチュアスポーツ組織にも、ソーシャルメディア専門のスタッフがいるのですか?
A. 大学スポーツの場合、全チームのソーシャルメディアを統括するシニアスタッフがいて、そして各チームに帯同するSID(Sports Information Directorの略)スタッフがいます。日々の投稿はこのSIDスタッフが行います。シニアスタッフが投稿することもありますが、彼らの一番の仕事は、より包括的なソーシャルメディア戦略を立てることです。
高校の場合、ソーシャルメディアに特化したポジションはありません。多くの場合、生徒、その他のボランティア、あるいは体育局長がソーシャルメディアに投稿しています。