Dr. Sandersonインタビュー① ソーシャルメディアの特異性

Q. まずはソーシャルメディアがそれまでのメディアとどのように異なるのか教えてください。

A. 一番の違いは、ソーシャルメディアが参加型で、一般の人々を中心にデザインされたものである点です。

それまでのメディアは、CBS、ABC、ESPNといった大手マスメディアが人々の見るものを決定していました。そして、一般の人々は「それを見るか、見ないか」という決定権しか持っていませんでした。

一方、ソーシャルメディアでは、マスメディアだけでなく、誰でもコンテンツを作って発表することができます。 たとえば、「今日からYouTubeでテキサス・レンジャーズの動画シリーズを発表する」と決めれば、あなた自身がメディアになれるわけです。

この「参加型」「一般人中心」という特性は、人々がどのようにコンテンツを消費するかにも影響を与えました。

スポーツ中継を例にとれば、ただ試合を見るだけでなく、試合を見ながら思ったことをつぶやいたり、試合を見る自分自身を撮影してYouTubeに投稿することもできます。今では当たり前に感じることかもしれませんが、このように消費者が「積極的に」コンテンツを楽しむ光景は、以前は見られなかったものです。

ソーシャルメディアの登場は、それまで存在した「メディア・ヒエラルキー(人々が何を見るかはメディアが決め、人々はそれに従うしかないという構図)」を壊したわけです。「1対多数」の構図が「多数対多数」にシフトした、という言い方もできますね。

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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