2019年5月18日に開催された井上尚弥対エマニュエル・ロドリゲスのWBSS準決勝は、アメリカではDAZNがネット中継した。
DAZNは、ボクシングのコンテンツが充実したネット中継プラットフォームとして知られている。
たとえば、5月4日には、カネロ・アルバレス対ダニエル・ジェイコブスのミドル級タイトルマッチを中継しており、この一戦は120万人もの人が観戦した。100万人以上がDAZNのスポーツ中継を観戦したのは、この一戦が初めてである。
アルバレスに関して、もう一つ興味深いのは、彼がDAZNと独占契約を結んでいることだ。
従来、ボクシングの試合は、試合が決定してからその試合の放映権を放送局に販売していた。
ところがアルバレスは、2018年10月、DAZNと5年11試合3億6500万ドルの契約を結んだ。この契約によって、今後5年間、彼の試合(11試合)はDAZNが独占中継することになった。
その後DAZNは、同じくミドル級のゲンナジー・ゴロフキンとも3年6試合の独占契約を締結。独自のボクシングビジネスを展開している。
世界中にファンを拡大している井上選手も今後同様の独占契約を結ぶ日がくるかもしれない。
参考文献:
https://www.fiercevideo.com/video/dazn-counts-more-than-4-million-subs-for-sports-streaming
https://www.worldboxingnews.net/2019/05/09/canelo-jacobs-dazn-numbers-success/
https://www.forbes.com/sites/peterkahn/2019/05/09/dazn-delivers-a-big-punch-for-sponsors-over-1-2-million-people-watched-canelo-vs-jacobs-stream/#3df3925e10e2
http://www.espn.com/boxing/story/_/id/25003974/canelo-alvarez-signs-5-year-11-fight-deal-worth-365-million-dazn
https://www.cbssports.com/boxing/news/ggg-signs-with-dazn-canelo-alvarez-trilogy-and-more-fights-to-make-for-gennady-golovkin/
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