2019年6月、フランスでFIFA女子ワールドカップが開催される。これに向け、アメリカサッカー協会は、「WNT Everywhere」というマーケティングキャンペーンを展開する。WNTは「Women’s National Team(女子代表チーム) 」の頭文字である。
このキャンペーンでは、まず、代表選手の出身地もしく縁のある11都市が選ばれる。そして、各都市において、地元の女性アーティストがその選手の壁画を描く。
壁画は多くの人の目を引き、人々の会話を生む広告としての役割を果たす。
また、アメリカサッカー協会は、同協会の携帯アプリを刷新しており、このアプリを使って壁画を見ると、その壁画に描かれている選手の映像が流れる仕組みとなっている。
壁画を広告として活用するアイデアはこれまでもあったが、「地元の女性アーティストが描く」「アプリを使うと選手映像が流れる」という2点は非常にユニークである。