2019年4月、NBAは「国際チームマーケティングプログラム」という新制度の導入を発表した。
これまで北米のプロスポーツでは、アメリカ・カナダ国外のビジネスはリーグが担い、各チームが自由に展開できる海外ビジネスは限られていた。
今回発表された新制度では、NBAの30チームに「グローバル・マーケティング・ライツ」という権利を含めたスポンサーシップの販売が認められる。
これによって、たとえば、海外のテレビCMにおけるチームロゴの使用や、海外の店舗におけるイベントなどが可能になる。
そういったキャンペーンはこれまでもあったのでは?と思うかもしれないが、これまではすべてリーグが主導してきた。今後は各チームが自由に展開できる。
NBAは海外人気が高く、たとえば、ソーシャルメディアのフォロワーの3分の2は海外在住であるという。また、スポンサーの多くはグローバル企業である。
多くのチームが「新制度のインパクトは大きい。スポンサーシップの価値も桁違いになる」と言う。
なお、新制度を活用したスポンサー契約は各チーム2社までに限られている。既存のスポンサー契約に追加することも可能だ。まずは、各チームのユニフォームスポンサーが興味を示すと見られている。
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