オレゴン州に本社を置くNikeは、同州ポートランドにあるDoernbecher Children’s Hospital(DCH)という病院と10年以上に渡って関係を築いてきた。
たとえば、DCHに入院するガン患者と一緒に新しいシューズをデザインし、その売上1700万ドルを同院に寄付している。
そんなNikeがDCHと、そしてNikeの「発祥の地」であるオレゴン大学と共同で展開したのが「#StompOutCancer(ガンを踏みつぶせ)」というキャンペーンである。
このキャンペーンでは、まず、オレゴン大学アメフトチームのユニフォームに、特別なロゴがあしらわれた。

チームマスコットがCancer(ガン)という文字を踏みつける様子が描かれている。このユニフォームは、ガン闘病を経験した10代の3名がデザインしたものである。
同チームは、この3名がガン闘病をしていた当時の様子や、ロゴをデザインしている姿などをまとめた動画を#StompOutCancerというハッシュタグとともに投稿した。
また、試合会場ではチームマスコットがCancerという文字を踏みつけるパフォーマンスが行われ、これも#StompOutCancerととともに投稿された。
その他にも、ロゴデザインをした3名が選手に祝福される動画なども投稿された。
このキャンペーンは大きな反響を呼び、同チームのTwitterフォロワー数は113,000から509,000に急増し、また多くのファンが#StompOutCancerを使って様々なコメントを投稿した。
参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2017/10/09/In-Depth/Oregon.aspx