MiLB、ラテン・ヒスパニック系ファン増加のために新大会開催

2018年夏、Minor League Baseball(MiLB)は「Copa de la Diversion」(英語では「Fun Cup」)という大会を開催した。同大会には19の州から33チームが参加し、4月から9月にかけて計165試合が行われた。

同大会の一番の目的は、ラテン・ヒスパニック系のファンを増やすこと。このターゲットのニーズに合わせて、会場でかける音楽やコンセッションで提供するフード・ドリンク、そしてグッズのデザインなどを工夫した。

MiLBは2017年にも「It’s Fun to Be a Fan」というラテン・ヒスパニック系をターゲットにしたキャンペーンを実施しており、「Copa de la Diversion」はそれを拡張した形だ。

この一連のキャンペーンに関して、MiLBのKurt Hunzeker氏は以下のように語っている。

「2つの調査結果が我々の興味を引きました。一つはESPN Sports Pollの結果。これによれば、全米には1830万人ものヒスパニック系MiLBファンがいるというのです。これはアメリカではNBA、MLSに次いで3番目に高い数字です。もう一つは、Nielsen Scarboroughの観戦者調査が示した『MiLBの試合を観戦したヒスパニックは180万人だった』という数字です。つまり、ヒスパニック系MiLBファンのうち、実際に観戦に来たのはたった10%で、残りの90%は試合に来ていなかったのです。我々としてはこの90%もスタジアムに足を運んでほしい。これがこの一連のキャンペーンを始めた背景です」。

2018年に開催されたCopa de la Diversionは大きな反響を呼び、すでに2019年の開催が決定している。そして参加チームの数も33から72に増加する。

ちなみに、Copa de la Diversionは、実は日本にもゆかりがある。2018年11月、株式会社やまびこのグローバルブランドであるEcho Inc.が同大会初めてのスポンサーになったのである。

Echoはグラウンド整備のために同社の製品を提供する。また、試合前に「Power Hour presented by Echo」というイベントを開催するほか、MiLB.TVなどMiLBが持つ様々なプラットフォームでも同社の宣伝を行う。

参考文献:
https://www.milb.com/milb/news/minor-league-baseball-expanding-hispanic-engagement-initiative-with-national-event-series/c-266252684
https://www.milb.com/milb/news/minor-league-baseball-unveils-copa-de-la-diversion-identities/c-269169368
http://www.yamabiko-corp.co.jp/products/brand/

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

“MiLB、ラテン・ヒスパニック系ファン増加のために新大会開催” への2件のフィードバック

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