MLBの新たな試合日程決定方法

2018年8月、MLBは2019年シーズンの試合日程を発表した。この試合日程、従来とは違う方法で決定されたという。

従来は、リーグが各チームを対象にアンケートを実施し、その回答に基づいて日程を組んできた。アンケートと言ってもとてもシンプルで、「母の日は本拠地で試合をしたいですか?」といった質問をしていたという。これではあまり多くの情報は得られない。

さらには、アンケートの回答者もチームによって様々で、選手やコーチに近いスタッフが回答することもあれば、ビジネスサイドのスタッフが回答することもあった。その結果、毎年各所から多くの批判の声が上がっていた。

そこで、今年は調査方法を変更。1年をかけて各チームの球団社長にインタビューを行った。そのなかで、ホームゲームや遠征ルートに関する希望、そしてチケットの販売方法などについて、より自由な形でより詳細な意見を引き出した。

MLBのChris Marinak氏は「このアプローチは、従来のものよりも双方向的であり、かつてないほど多くの意見を聞くことができている。球団社長と話すことで、チームのあらゆる側面を知ることもできる。これによって、様々な新しいアイデアを得ることができた」と語る。

「新しいアイデア」とはどのようなものがあったのか?

たとえば、ロサンゼルス・エンジェルスやタンパベイ・レイズなど数球団は、金曜日をオフにするアイデアを希望した。それまでは金土日の3連戦が一般的であったが、交流戦など注目の対戦カードでは、金曜日をあえてオフにして土日の2連戦を組むことで、そのシリーズをより特別なものとして演出することができると考えたのである。

また、ユニークな土地での開催も決定している。野球のゆかりの地であるネブラスカ州オマハ(大学野球の聖地)や、ペンシルバニア州ウィリアムズポート(リトルリーグ発祥の地)。さらには、東京、モンテレイ(メキシコ)、ロンドンでも開催予定だ。

初めて開催されるロンドンでの公式戦は、ヤンキース対レッドソックス。シーズン半ばの6月に行われる。両チームの負担を軽減するため、その前後の試合はイギリスから近い東海岸沿いで開催できるように日程が組まれた。

参考文献:https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2018/08/27/Leagues-and-Governing-Bodies/MLB-sked.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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