選挙とスポーツ

2018年11月6日、アメリカでは、中間選挙が行われた。この選挙のために多くの候補者が様々なキャンペーンを展開してきたが、その何人かはスポーツ中継を宣伝の場として活用した。

Sports Business Journalが行った調査によれば、ノースダコタ州、フロリダ州、そしてテキサス州の3州の選挙戦で、計270万ドルもの選挙資金がスポーツ中継のCMスポット購入のために使われた。

フロリダ州とテキサス州は今回の選挙で特に注目された2州で、どちらも2年前の大統領選では共和党が勝利したが、今回は民主党が健闘すると予想されていた。

この動きに対抗するため、保守派のリック・スコット氏は、自身の選挙資金の2/3以上を使いスポーツ中継中に選挙CMを流した。特にNFL中継のCMのためには、75.5万ドルを費やしたと伝えられている。民主党側が使った22.4万ドルと比べると、3倍以上である。

テキサス州の選挙戦でもNFL中継のCMスポットは人気で、共和党候補のテッド・クルーズ氏が44.5万ドルを使った(対する民主党候補のベト・オルーク氏は24.7万ドル)。

このように、スポーツ中継の中でもNFLが人気であること、そして共和党のほうが積極的であることがわかる。NFLのファンは圧倒的に白人が多く、その中には愛国心の強い退役軍人が多く含まれている。そのため、NFLファンと共和党の支持基盤が重なるケースが多く、候補者の宣伝に効果的だと考えられる。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2018/10/29/Law-and-Politics/Ad-spending.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中