マイナーリーグとスマートスクリーン

2018年7月、マイナーリーグベースボール(MiLB)は、ISM Connectとの業務提携を発表した。ISM Connectは、今後1500万ドル以上をかけて、同社が提供しているスマートスクリーンをMiLBのスタジアムに設置する(およそ50のスタジアム、各スタジアムに10個前後のスマートスクリーンが設置される予定)。

スマートスクリーンには、液晶の下にカメラがついており、広告やハイライト映像を流すと同時に、そのスクリーンを見た観客の年齢、性別、人数、そしてスクリーンを見た時間といったデータを収集できる。

MiLBはそのデータをスポンサーシップ販売やマーケティング戦略に生かすことができる。また、タッチパネル式のスマートスクリーンもあり、それを生かした双方向的なイベントやゲームを導入することで、観戦の経験価値向上も図れる。

ISM ConnectのKent Heyman氏は「これまでMiLBチームがスポンサーの宣伝をしようと思ったら、外野に看板を1つ立てることで手一杯だった。スマートスクリーンの導入によって、これまでになかった様々なビジネスチャンスが生まれる」と語る。

メジャーリーグのチームと違い、MiLBのチームはスタッフの数が限られている。加えて、全国中継がないため、スポンサーシップ営業で使えるデータも限られている。スマートスクリーンはそういった欠点を補う能力がある。今後、MiLBがどのようにスマートスクリーンを活用するのか注目される。

参考文献: https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2018/07/09/Leagues-and-Governing-Bodies/MLB-ISN.aspx
https://ismconnect.com/minor-league-baseball-duplicate/

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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