チケットビジネスの動向④ マジック・マネー

オーランド・マジックは、2016年から「マジック・マネー(Magic Money)」という仮想通貨を用いた独自のチケットサービスを提供している。

マジックのシーズンチケット所有者は、観戦に行かなかった試合のチケット料金を、チームのアプリ上でマジック・マネーに変換して”貯金”することができる。

マジックが行った調査によれば、同チームのシーズン・チケット保有者がシーズン・チケットの更新を止める最大の理由は、「買った分のチケットを使いきれないといやだから」というものであったという。マジック・マネーには、その不安感を取り除く狙いがある。

貯金したマジック・マネーは、座席のアップグレードや飲食物・グッズの購買に使用することができる。また、記者会見、サイン会、そしてロッカールームツアーといった特別なイベントに参加したり、ボールボーイとして試合の運営に携わったりするために使用することもできる。

さらに、マジック・マネーは、マジックのアプリを持っている家族や友人に譲渡することも可能である。したがって、たとえば、家族で貯めた分のマジック・マネーをすべてまとめて、息子の誕生日にサイン会に参加させてあげる、といったこともできる。

参考文献:
http://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2016/04/04/Franchises/Magic-Money.aspx

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

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