2016年のコリン・キャパニックによる抗議運動はNFLファンを中心に大きな議論を呼んだが、その影響はNFLのスポンサーにも及んだ。
Anheuser-Busch InBev(バドワイザーの製造元)は、抗議運動に反対する顧客からの抗議電話が鳴りやまず、それに対応するための専用顧客サービスセンターを設置せざるを得なくなった。
Papa John’sは、抗議運動に対するNFLの対応の悪さを公に非難し、ついにはNFLとの契約を解除した。
NFLスポンサーのPepsiなどのコンサルタントをしているJohn Tatum氏は「NFLは政治的なものから距離を取らなければ、重要なファンを失うリスクを負うことになる」と主張する。
同じくスポーツ・コンサルタントのMarc Ganis氏は「多くの人々は、実生活の問題を忘れるための手段としてスポーツを見ている。もしそういった問題がスポーツの現場に持ち込まれるようなことになれば、スポーツから離れる人も出てくるだろう」と話す。